第1章 地震の根本原因の調査
地球の表面は「プレート」と呼ばれる厚い岩盤で覆われています。私たちが暮らしている大地や海は、このプレートの上に存在しています。
プレートは一枚の大きな岩ではなく、地球上で十数枚に分かれており、年間数センチという非常にゆっくりとした速度で常に移動しています。人間が体感できないほどの遅い動きですが、長い年月をかけて大きなエネルギーを蓄積していきます。
特に、プレート同士がぶつかる境界や、一方が他方の下に沈み込む場所では、強い圧力がかかります。この圧力によって岩盤にひずみがたまり、限界に達した瞬間に一気にずれ動くことで地震が発生します。
また、地中には「断層」と呼ばれる地層のずれやすい部分があり、これが急激に動くことでも地震が起こります。将来的に活動する可能性があるものは「活断層」と呼ばれています。
地震の揺れが大きくなると、建物の倒壊や火災、津波などの深刻な被害につながることがあります。
地震の地図

図の通り、太平洋の沿岸部で主に発生しています。
※出典 地震調査研究推進本部
地震の計測
地震の強さの計測
・マグニチュード:地震のエネルギーの事
計測方法:地震計を使用して計測する。
地震の揺れの計測
・気象庁震度階級(10段階)
計測方法:計測震度計というもので計測する。以前は人が体感した揺れで震度を決めていた。
・改正メルカリ震度階(12段階)
計測方法:人が体感した揺れや建築物の損傷具合で計測する。
※地震の揺れの計測は国によって異なります
※出典 気象庁 震度・マグニチュード・地震情報について
※出典 防災科研 地震の基礎知識とその観測
世界 地震回数 M9以上
| 場所 | 発生年 | 発生間隔の平均年 |
|---|---|---|
| チリ沖 | 1960 | |
| スマトラ島沖 | 2004 | |
| アラスカ 太平洋沖 | 1964 | |
| 東北地方 太平洋沖 | 869、2011 | 1142 |
| カムチャカ半島 太平洋沖 | 1952 |
地震発生月
アメリカ地質調査所の公開データより1900年~2026年の間に世界中でマグニチュード7以上の地震が発生している月毎の発生回数を計算
※月毎に大きな差はなし
| 月 | 発生回数 |
|---|---|
| 1 | 137 |
| 2 | 121 |
| 3 | 131 |
| 4 | 132 |
| 5 | 147 |
| 6 | 119 |
| 7 | 132 |
| 8 | 153 |
| 9 | 111 |
| 10 | 133 |
| 11 | 152 |
| 12 | 139 |
第2章 地震の対策のおすすめ
誰かに聞いた地震の対策のおすすめ
【個人】命を守るアクション
高いところへ逃げる(津波避難): 海沿いや川の近くでは、揺れの大きさに関わらず「すぐ・高く」逃げるのが鉄則です。
火の扱いに注意: 昔は「すぐ火を消せ」と言われましたが、今は「まず身を守り、揺れが収まってから火を確認」が基本です。また、避難時はブレーカーを落として通電火災を防ぎましょう。
耐震・耐火: 自宅の耐震診断や、燃えにくい建材(耐火構造)への関心は、命を救う最大の投資になります。
保険(地震保険): 壊れた後の生活再建には、国や自治体の支援金だけでは足りません。保険は「生活を元に戻す」ための必須対策です。
【社会・企業】事業と暮らしを止めない仕組み
BCP(事業継続計画): 企業が被災しても業務を止めないための計画です。これがしっかりしている会社が増えるほど、社会の復旧が早まります。
遠隔バックアップ: データを物理的に離れた場所(クラウド等)に保存しておくことで、オフィスが被災しても大切な記録を守れます。
早期警戒システム: 緊急地震速報など、揺れが来る数秒〜数十秒前に機械を止めたり身を守ったりする最新技術の活用です。
防波堤: インフラとしての対策。地域のハザードマップで、自分の街がどう守られているか知ることも立派な対策です。
【支え合い】被災地を助ける仕組み
募金・義援金: 被災者の生活再建を直接支えます。
献血: 地震直後は怪我人の増加や輸送網の寸断により、血液が不足しがちです。「事前に健康な体でいること」も立派な備えです。